工事部の土木グループに所属し、主に官公庁発注の土木工事を担当しています。具体的な仕事内容は、現場の作業工程の段取り、測量、協力業者さんへの指示、打合せ等の役所対応、近隣地域住民との打合せといった現場管理がメインです。仕事をする上で気を付けていることは、図面や現場を見て早期に問題点を洗い出し、素早く対応するということです。また、地元の方となるべく話をしてコミュニケーションをとることも心掛けています。どちらも仕事をスムーズに進めるために必要不可欠なことだと思っています。
建設業に対して特に思い入れがあったわけではありません。しかし、この業界に20数年携わり数々の現場をこなしてきた今は、自分のしてきた仕事に誇りを持っています。自分が作った道を子どもと一緒に通ったときなど、「この道はお父さんが作ったんだよ」と子どもについ自慢してしまいます。そんな時は自慢できることを喜ばしく感じ、また、これまで頑張り続けてきて良かったと思います。
問題点が多い、工期が短く休みがない、夜中まで工事せざるを得ない…そんな現場の完了検査が終わり合格点をもらえた時、ホッとすると同時にとても嬉しくやりきったと思います。大変だと言われている現場ほど責任や緊張感は高まりますが、完成した時はその分やりがいを感じ、次も頑張ろうと思います。
昨年からグループ長に任命され、1つの現場だけでなく、複数の現場の予算や業務に関わる効率など“利益の確保”についても考えなければならない立場となりました。今はまだ現場に出ることの方が多いですが、これからは土木グループの“長”としての仕事も覚えていかねばなりません。しかし本音は、今後も変わらず大きな仕事を責任持ってやり続けたいという思いがあります。雑誌や新聞に載るような大きな現場を持ち、子どもにとっていつまでも自慢の父であり続けたいです。
若者全体へ伝えたいことですが、若いうちにしかできないことがあると思うので、仕事も遊びも一生懸命やって欲しいです。歳をとれば遊びでさえ面倒くさく感じることもあり、手抜きを覚えてしまいがちです。若い力で今のうちに何事にも全力でぶつかって欲しいと思います。